目の色の希少度ランキング

世界の人口で見ると、もっとも一般的なのは茶色の目で、全体のおよそ70〜79%を占めます。次に多いのが青で約8〜10%、続いてヘーゼル、琥珀、緑と続きます。

つまり、緑・琥珀・グレー・紫といった色ほど珍しく、これらは世界人口の数%以下しか持っていません。日本人を含む東アジアでは茶色がほぼ大半のため、明るい色味はさらにレアに感じられます。

順位目の色世界人口に占める割合詳しく
1紫・バイオレット0.01%未満色素のカテゴリではない(下記参照)
2グレー1%未満グレーの目
3約2%緑の目
4琥珀(アンバー)約5%琥珀色の目
5ヘーゼル約5%ヘーゼルアイ
6約8〜10%青い目
7茶色約70〜79%茶色い目

第1位: 紫・バイオレットの目

純粋な紫の目はきわめてまれで、多くは非常に薄い青やグレーの虹彩に光が反射して紫がかって見えるものです。アルビノの人に見られることもあります。

「本物の紫の目」を持つ人は世界でもごくわずかで、ランキングでは最上位の希少色とされています。

第2位: 緑の目

緑の目は世界人口の約2%しかおらず、自然な目の色のなかでもっとも珍しいとされています。アイルランドや北欧で比較的多く見られます。

メラニンが少なく、虹彩の構造による光の散乱(レイリー散乱)と少量の色素が組み合わさって緑色に見えます。

第3位: 琥珀(アンバー)の目

琥珀色の目は黄金色や銅のような単色の輝きが特徴で、茶色とは異なります。世界人口の約5%程度で、明るい光の下で特に美しく見えます。

ヘーゼルと混同されがちですが、ヘーゼルが緑・茶・金の混色なのに対し、琥珀はより均一な金色である点が違います。

第4位: グレーの目

グレーの目は青の一種と考えられることもありますが、虹彩内のコラーゲンの量や光の散乱の仕方が異なり、シルバーやスモーキーに見えます。

北欧や東欧の一部に多く、光の角度によって青やグリーンがかって見える変化も魅力です。

日本人に珍しい目の色はある?

日本人の目の多くは濃い茶色や黒に見える茶色ですが、なかには明るいブラウンやヘーゼル、わずかに緑や琥珀の色味を含む人もいます。

真っ黒に見える瞳でも、自然光の下で拡大して見ると、マホガニーや赤みのあるブラウン、金色の斑点といった珍しい色味が隠れていることがあります。詳しくは日本人の目の色で扱っています。

希少度は「どこを基準にするか」で変わる

覚えておきたいのは、珍しさが相対的だという点です。世界全体で見れば日本人の濃い茶色の瞳は多数派ですが、日本国内では明るいブラウンやヘーゼル寄りの瞳はかなりの少数派になります。

また色だけが個性ではありません。左右で色が違うオッドアイ(虹彩異色症)や、虹彩の模様——クリプト、収縮輪、斑点——は指紋と同じく一人ひとり異なります。

なぜ資料によって順位が違うのか

目の色の統計は資料ごとに食い違います。理由は主に二つです。

ひとつは、世界規模の統一調査が存在しないこと。すべての数字は地域ごとの調査を積み上げた推定値です。もうひとつは、グレーと琥珀を独立した色として数えるかどうかが資料によって違うこと。グレーを青に、琥珀をヘーゼルや明るい茶色に含めてしまうと、その行は表から消えてしまいます。

「緑が一番珍しい」と書かれることが多いのは、緑がほぼすべての資料で独立した色として数えられる、もっとも扱いの安定した色だからです。

自分の目の色の希少度を調べるには

自分の瞳がどれくらい珍しいのかを知りたいときは、明るい自然光の下で虹彩を大きく写した写真を用意するのがコツです。フィルターやカラコンは避けましょう。撮影の手順は自分の目の色の確かめ方にまとめています。

AIによる瞳分析を使えば、肉眼では気づきにくい緑やグレー、琥珀の色味と、その希少度の目安をまとめて確認できます。