虹彩の模様は人それぞれ違う

虹彩は指紋のように個人ごとに異なり、同じ人でも左右で微妙に違います。この複雑さこそが虹彩認証に使われる理由です。

色だけでなく、繊維のような筋、斑点、輪、隙間などの模様が組み合わさって、その人だけの瞳をつくっています。

クリプト(フックスの陰窩)

クリプトは虹彩の表面にできるひし形や葉のような形の小さなくぼみです。数が多いと瞳がより立体的で複雑に見えます。

深いクリプトを持つ人は比較的珍しく、瞳に独特の奥行きを与えます。

収縮輪とルゴリ

収縮輪は虹彩を同心円状に走る波のような線で、瞳孔が伸縮した跡として現れます。はっきりした輪を持つ人は神秘的な印象になります。

ルゴリ(放射状の溝)は瞳孔から外側へ伸びる筋で、これらの模様の組み合わせがレア度を高めます。

斑点(ナエヴァス)と中心ヘテロクロミア

虹彩の斑点はメラニンが局所的に集まったもので、緑やブルーの瞳に茶色の点があると特に目立ちます。

中心ヘテロクロミアは瞳孔の周りだけ色が違う状態で、外側がグリーンで内側が琥珀など、二色に分かれて見える珍しいパターンです。

自分の虹彩の模様を確認するには

ピントの合ったマクロ写真を自然光で撮ると、肉眼では見えにくいクリプトや斑点、収縮輪まではっきり確認できます。

AIによる瞳分析では、色味だけでなくこうした模様の特徴も拾い上げ、自分の虹彩がどれだけユニークかを把握しやすくなります。